結婚すると自分へのお金、時間への投資はどう変わる?
「結婚したら自由に使えるお金も時間もなくなってしまうから」とプロポーズをして結婚することに二の足を踏む人が増えてきています。確かに結婚をするということは、他人と1つ屋根の下で家族として一緒に暮らしていくというわけなので、独身時代のように何もかもが自由というわけにはいかないでしょう。
ただ、自分のために使えるお金や時間が減ったからといって悪い事ばかりではありません。すでに結婚している人に「独身時代と結婚したあとでどんな変化があったのか」と聞いてみると、面白いことが分かってきたのです。
そこで今回は、結婚後に起きるお金や時間の動きの変化について詳しくご紹介していきます。
贅沢品は買わなくなった
「結婚するまではブランド物や高級化粧品などを買っていたけど、結婚してからは買わなくなった」「ゴルフや車など趣味にかけていたお金を半分に減らした」といったように、独身時代には自分の好きなものなら多少高くても買っていたけれど、結婚してからは買わなくなったという方が多いようです。
なるべく節約をして、将来に備えたり子どものための資金にまわしたりすることを考えると、自分のために使うお金が限られてくることは仕方がありません。自分のことよりも家族のためを思って、ときには我慢することも大切なのですね。
生活費を切り詰めるのには限界がありますから、趣味や娯楽費を少しでもカットするよう努力することがポイントです。
越した結婚式の費用で100~150万くらいの費用を目安にしているカップルも増えています。
友達と遊びにいったり1人で出かけたりする時間が減った
悠々自適な独身の1人暮らしとはうってかわって、結婚すると食事つくりや洗濯、掃除などの家事は2人分に増えるようになります。
そのため「以前は平日でも休日でも友達と夜飲みに出かけたりしていたけど、夫の食事を作るために夜は早めに帰るようになった」「家事をやる時間が増えて遊びに行く時間はなかなかない」など友人と遊びに行ったり、1人でふらっと出かけたりする時間は減るそうです。
また「子どもができてからは自分に使える時間は減った。お風呂に入れたり、ご飯を食べさせたりしているので」と子どもができると、子ども中心の生活に変わるのも特徴です。
結婚をすると自分1人のために過ごす時間は限られてしまいますが、家に帰って誰かが迎えてくれるというのは、嬉しいものです。
楽しさを共有したり、悲しみを分かち合ったりできるのも結婚の醍醐味。
愛する家族と過ごす時間は、何にも変えられない至福のひとときです。
また、一人で過ごす家の時間が増えることで読書をしたり、普段職場ではできない調べものをしたりなど、自分磨きに時間を使えるようになるのも醍醐味です。
結婚してから目標ができた
「好きなようにお金を使えなくなった」「自分の時間はとれなくなった」と聞くと、どうしても結婚に躊躇してしまうかもしれませんが、マイナスなことばかりではありません。
「一軒家を買って犬を飼おうという夫婦の目標ができた」「おいしいねと言い合いながら家で食事をする時間が幸せ。もっと家事を頑張ろうと思える」など、結婚したことで新しい目標ができたというカップルもたくさんいます。
夫婦で1つの目標に向かって一緒に頑張ったり、協力をして家事を分担したりするのは夫婦ならではの楽しみでもあります。
また、その目標に向かうために家族のために頑張ろうと、仕事をより効率よくやって時間を作れるようになったり、会社からの評価を高くして給料を増やそうと努力するようになります。
ときには息抜きで贅沢をしたり、旅行に出掛けたりすることで、リフレッシュにもなって新鮮な気持ちを取り戻すことができますよ。
夫婦で共通の趣味をもつ
結婚後に「趣味に費やす時間がなくなった!」というストレスを抱えないために、夫婦で共通の趣味をもつことをオススメします。 新たに始めることでもいいですし、どちらか一方に合わせてそれに挑戦してみるのもいいでしょう。釣りやランニングなど気軽に始められるものからスタートしていくのがコツです。アウトドアでなくても、映画鑑賞や音楽鑑賞など室内で楽しむことができる趣味はたくさんあります。 また、夫婦で新たに習い事を始めてみるのもオススメです。お料理教室や陶芸など、大人ならではの楽しみを見つけてみてくださいね。 同じ時間を過ごすというのは、夫婦間のコミュニケーションを取るキッカケにもなりますし、お互いを高め合ったり、もっと相手のことを深く知ることができたりとメリットがたくさん。 共通の趣味をもつことは、いつまでも仲のいいおしどり夫婦でいるためにも大切なことです。どちらかが偏ってお金を使ってしまうということも防げるので、家計の管理にもつながりますよ。
確かに結婚すれば自由気ままに暮らせなくなるかもしれませんが、夫婦で新しい目標を決め、それに向かって頑張っていくことは結婚していなければできないこと。お金や時間の使い道が「自分のため」ではなく「2人のため」になることは、とても幸せなことですね。
明るく幸せな家庭を築いていくためにも、相手のことを思った生活の送り方を考えてみましょう。